光情報ライブラリー 大和の四季 パキラの花             
奈良県フラワーセンターの花
 奈良県フラワーセンターは、奈良盆地のほぼ中央、大和川及び佐保川の合流点に位置する奈良県浄化センター公園内にあり、熱帯植物、洋ラン、観葉植物、草花、宿根草、花木、果樹等600種の四季折々の花が楽しめます。
 特に今日珍しいパキラ(中南米産)の花が咲きましたので、総括研究員の棚田一浩さんにお聞きしました。
 花壇にはアジサイ、ホタルブクロ、ゆり、ハーブ、八重どくだみ、バラ等が咲き、温室内はパキラ、ブーゲンビリア、ハイビスカス、ムサシアブサメ、モンステラ等が咲いています。

奈良県フラワーセンター http://www1.kcn.ne.jp/~nfc
総括研究員の棚田一浩さん
・所 在 地:大和郡山市額田部南町160番地
・最 寄 駅:近鉄橿原線ファミリー公園前駅
・開園時間:午前9時〜午後4時30分
・電  話:0743-59-0075
パキラの花 パキラの花 
 パキラはメキシコから中南米原産の植物で、観葉植物で人気が高い。花は日本では咲きにくいが、奈良県フラワーセンターでは昨年パキラの花が咲き、今年は同時に二つも咲きました。(平成21年6月12日撮影)

 パキラの花は大変珍しいです。
 温室内では、今年咲いた二輪のパキラの花と、果実も見ることが出来ます。

 パキラは英名で「カイエンナッツ(guiana chestnut)」、学名「Pachira aquatica」、科名「パンヤ科」、属名「パキラ属」です。

 パキラの種子は、英名カイエンナッツの通り、現地では食利用された歴史もあります。
 
パキラの花二輪と果実
温室内のパキラ  パキラは、剪定に強く、樹勢が強い観葉植物なので、比較的容易に新芽を出してきてくれるのが特徴です。

 種子または挿し木で繁殖させることが出来ます。種子から栽培した場合には幹の根元が肥大して独特の容貌を呈します。
 パキラの特徴は、手のひら状の葉っぱと、根元がふっくらと膨らむ幹、挿し木などで簡単にふやすことができます。

 昨年花が咲いて種まで採れて、パキラ二世が誕生しました。

 熱帯の植物ですので寒さにはやや弱く、室温5℃〜10℃が欲しい植物ですが、比較的手入れが簡単な観葉植物ですので、大変人気があります。
パキラ二世
奈良県フラワーセンターの草花、花木