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百人一首の風景 淡路島 神戸市須磨
78源兼昌 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜ねざめぬ 須磨の関守

阪本桃水(純子)書
歌意
淡路島から渡ってくる千鳥のもの悲しく鳴く声で、幾晩目を覚ましたことであろうか、この須磨の関の番人は。
都を遠く離れて、須磨(神戸市)の関所に勤める関守の仕事は、今でいう単身赴任で、寂しさを実感したものである。



作者プロフィール
源兼昌
美濃の守源俊輔の子。位は従5位下・皇后宮少進にまでなる。後に出家、多くの歌合せで活躍。

歌碑(嵐山東公園金葉集ゾーン)

小倉百人一首文化財団
歌碑 百人一首 源兼昌
この歌は、作者が須磨に行って詠んだ歌ではなく、「源氏物語」の主人公光源氏が権力争いをさけて住んだ場所である。兼昌は、その時の光源氏の気持ちになってこの歌を詠んだものと思われる。
また、千鳥は仲間をよんで鳴くと言われ、もの悲しさを表わす鳥として歌によく詠まれた。
源 兼昌(みなもと の かねまさ、生没年不詳)
源 兼昌は、平安時代中期から後期にかけての歌人・官人。宇多源氏で、美濃介・源俊輔の子。子に昌快、前斎院尾張がいる。官位は従五位下・皇后宮少進。

経歴
官位には恵まれず従五位下・皇后宮少進に至るが、その後出家。没年については不詳であるが1128年頃には生存していたようである。1100年の国信卿家歌合以下、1115年、1118年、1119年の内大臣忠通家歌合などに出詠しており、堀河院歌壇の下部集団である忠通家歌壇で活躍した。1116年の「堀河次郎百首」の作者の一人。
『金葉和歌集』『詞花和歌集』『千載和歌集』『新勅撰和歌集』『新千載和歌集』の勅撰和歌集に和歌作品が計7首入集している。

関守稲荷神社(せきもりいなりじんじゃ)  兵庫県神戸市須磨区関守町1-3
関守稲荷神社は、兵庫県神戸市須磨区にある神社。祭神は稲倉魂神。
名前の由来は、源兼昌が詠んだ百人一首のうちの一首に登場する須磨の関があったとされる場所に神社を建てたことから来ている。
写真撮影

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