百人一首の風景                62    63
百人一首の風景  滋賀県大津市大谷町 逢坂の関 夜をこめて
62清少納言 夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よにあふ坂の 関はゆるさじ

阪本桃水(純子)書
歌意
夜がまだ深いうちに、鶏の鳴きまねをして人をだまそうとしても、函谷関を開けることなら出来もしたでしょうが、あなたと私が会うという名の逢坂の関は決してあなたをお通ししませんよ。
清少納言


歌の背景
清少納言と話をしていた藤原行成が急いで帰ってしまい、翌朝「鳥の声に急がされたので」と言い訳をして来たのに対して、清少納言は「その鳥の声は、函谷関の話のように、鳥の鳴きまねで急がされたのですか」と皮肉を言った。
すると、「関は関でも(恋人に会うための)逢坂の関です」と言ってきたので、この歌を返した。「あなたの誘いには乗りません」と断っているのである。
作者プロフィール
清少納言
清原元輔の娘。一条天皇の中宮定子に仕えた。「枕草子」の著者。枕草子は鴨長明「方丈記」、吉田兼好「徒然草」とともに、日本三大随筆の一つ。
ゆかりの地
逢坂の関は、百人一首をはじめ多くの歌に詠まれ、歌枕の中でも有名、山城国と近江国の境を成す逢坂山にあり、古来から畿内と東国とを結ぶ交通の要衝です。
逢坂の関跡の石碑は、京都側から国道1号線を進むと峠を上りきったところの横断歩道のところにあります。

所在地 滋賀県大津市大谷町22
交 通 京阪京津線大谷駅下車徒歩3分
     名神高速道路京都東IC又は大津IC下車10分
清 少納言(せい しょうなごん)
清 少納言(966年頃~1025年頃)は、平安時代の女流作家、歌人。随筆「枕草子」は有名。
著名歌人であった清原元輔(908年~ 990年)の晩年の娘。曽祖父は『古今和歌集』の代表的歌人である清原深養父。
清少納言の名が今日まであまねく知られているのは、残した随筆『枕草子』によるところが大きい。『枕草子』には、「ものはづくし」(歌枕などの類聚)、詩歌秀句、日常の観察、個人のことや人々の噂、記録の性質を持つ回想など、清少納言が平安の宮廷で過ごした間に興味を持ったものすべてがまとめられている。

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