百人一首の風景                  
百人一首の風景 奈良県 平城京 かささぎ 冬
6中納言家持 かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける

阪本桃水(純子)書
歌意
冬の夜、カササギが翼をつらねて天の川にわたしたという橋に霜が降りて、真っ白なのを見ると、いつのまにか夜もすっかりふけたことだなと感じます。
平城京の建物と建物をつなぐ階段は、天の川にカササギが渡した橋にたとえられていた。

平城京大極殿
作者プロフィール
中納言家持
718年~785年
本名は、大伴家持、大伴旅人の子。「万葉集」には、最も多い473首が収録されている。三十六歌仙の一人。

写真撮影

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(担当 / 阪本)