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百人一首の風景 奈良県吉野郡 吉野の里 雪 冬 |
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31坂上是則 朝ぼらけ 有り明けの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 |
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阪本桃水(純子)書 |
歌意
ほのぼのと夜の明けるころ、有り明けの月の光かと思われるほどに、吉野の里に白く降り積もっている雪だなあ。
坂上是則作(古今集 冬) |
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作者プロフィール
坂上是則(さかのうえのこれのり、生没年未詳)は、平安時代前期から中期にかけての歌人。征夷大将軍坂上田村麻呂の子孫で、父は従四位上右馬頭坂上好蔭。子に後撰和歌集の選者坂上望城(もちき)がいます。 延長二年924年従五位下に叙せられ、加賀介に任ぜられました。歌人としては三十六歌仙の一人です。 |
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ゆかりの地 吉野の里は、今の奈良県吉野地方。桜の名所として名高いが、春の訪れの遅い土地、雪深い里としても和歌によく詠まれています。また、古い由緒をもつ、王朝人たちの「ふるさと」でもあります。 |
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(担当 / 阪本) |
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