三郷町から柏原市の古道を「龍田・三室山 桜の会」の方々が植樹・育成された桜を愛でながら歩きます。史跡が多く、眺望のきく地点が数カ所あり、変化に富んだコースです。
日時:4月9日(火)10:00~15:00
出発時刻:10:00
集合場所:JR三郷駅改札前
持ち物:水分・弁当・雨具 等
コース
スタート JR三郷駅→三室山→本宮跡→小鞍の峰→御座峰→昼食→光徳寺→金山姫神社→金山彦神社→ (おまけ)青谷のつり橋→ゴール JR河内堅上駅(15時頃)
奈良時代の万葉歌人 高橋虫麻呂 作
吾が行きは 七日は過ぎじ 龍田彦 ゆめこの花を 風にな散らし (9-1748)
風神降臨の地として、御座峰や龍田神社本宮跡と刻印された石碑があり、本宮跡近くには五基の磐座が建っています。
金山彦神社では平成10年、古代の方式で鉄塊を造り、現在、炉の一部が残されています。
雁多尾畑は歴史や暮らしも知りたくなる風景です。
(龍田は風と製鉄、また、それらと相反するような桜の地であったようです。)
昼食場所:里山公園
トイレ:三室山・里山公園・青谷運動場
尚、案内は法隆寺ボランティアガイドの田中 保さんがしてくださいます。
益田 宗児 桜の会理事長には協力をお願いしています。
平野です。以下、研修報告いたします。
4月9日。法隆寺ガイドの田中氏の案内で7名で出発。途中「桜の会」の益田会長と合流。桜は散ってしまったのもあるが、まだ咲いている品種もあり、本日のコースの半分近くの所にきれいに植樹されている。益田会長の会の経緯やこの辺の歴史の話を聞く。うっそうとしていた所を切り開き、木のオーナーを集めながら、こんなに美しい公園になさった陰には、大変なご苦労が御有りだったと思われる。周辺にはごみ一つ無く、花も数多く植えられていて、ただただ尊敬するのみ。 小鞍の嶺では高橋虫麻呂の歌の朗唱に聞きほれる。この辺は、龍田の神が降臨した地らしいが、なるほど風が強く、風の神の気を感じる。 雁多尾畑の方へ足を進め、金山姫神社には、偶然宮司さんがおられ、拝殿や社務所の中にまで入れて下さる。御神体の鏡や玉や剣を拝見し、色々お話を聞かせて頂く。寺の住職の話を聞く機会は度々有ったが、神主さんの話を拝聴するのは、初めてで感激。人生には、苦難が多く伴うが、それは神が我々を神の高みにまで引き上げようとするものであって、乗り越えられない困難は無く、乗り越えた暁には、必ず成長した自分が有るという話や、御神徳の数々の話に感動。その後古代の製鉄の復元などを見学し、帰路についた。