百人一首かな手本集 阪本桃水書               本文へジャンプ
  1天智天皇(秋の田の・・・)〜10蝉丸(これやこの・・・)〒790-0053 愛媛県松山市竹原3丁目20−7 TEL/FAX 089−921−0489
1〜5首
1秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
 わが衣手は 露にぬれつつ
天智天皇
2春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
 衣ほすてふ 天の香具山
持統天皇
3あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
 ながながし夜を ひとりかも寝む
柿本人麻呂
4田子の浦に うち出て見れば 白妙の
 富士の高嶺に 雪は降りつつ
山部赤人
5奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
 声聞く時ぞ 秋は悲しき
猿丸大夫
6〜10首
6かささぎの 渡せる橋に 置く霜の
 白きを見れば 夜ぞふけにける
中納言大伴家持
7天の原 ふりさけ見れば 春日なる
 三笠の山に 出でし月かも
安倍仲麻呂
8わが庵は 都のたつみ しかぞ住む
 世をうじ山と 人はいふなり
喜撰法師
9花の色は 移りにけりな いたづらに
 わが身世にふる ながめせし間に
小野小町
10これやこの 行くも帰るも 別れては
 知るも知らぬも あふ坂の関
蝉丸
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