阪本桃水著「百人一首手本集」     本文へジャンプ
 百人一首は、第38代天智天皇の御製から第84代順徳院の御製まで、約570年にわたって、選者藤原定家によって、その間の著名な歌人100人が選ばれ、各一首ずつの詠歌を収録したものです。
 読み人は、天皇・皇族をはじめ、宮廷関係の各階層の方々、女流・僧侶にまで及んでいます。男性79人(天皇7、親王1、官人58、僧侶13)、女性21人(女帝1、内親王1、女房17、母2)です。
 百人一首は「習字の手本」や「かるた遊び」などで盛んに行われて来ました。
紫式部作
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲隠れにし 夜半の月かな
       はじめに
 百人一首のかな手本を思い付いて、平成19年3月に未完成ながら出版させて頂きました。その後1年5ヶ月経過して百首の歌を書き上げました。8年4ヶ月かかり百首目を書き上げた時はうれしくよく生き長らえたものと感激致しました。
 昭和36年から洗心書道会の河野如風先生に師事して漢字を習得し、50歳からは一東書道会の井茂圭洞先生にかなを習い、子供達にも私の歩んで来た道を教えたいと書塾を開きました。当時は字を書きたいと思う子供達で書道は盛んに発展して行ったことでした。然し社会の状勢は書道は落ち目をたどり、書道に親しむ人は少なくなりました。
 百人一首の完成により一人でも多くかなを勉強したい人の手本となれば幸いな事と喜んでいます。健康で趣味を生かし余生を全うしたいものです。
                  阪本桃水
                        平成20年8月
           
  
[百人一首手本集Web出版の活用について]

 百人一首手本集はタテ13.6㎝×ヨコ12.1㎝の寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)に百首書いて、タテ27.4㎝×ヨコ18.4㎝のサイズの帖を作りますと、右記のようなかな書の手本集(3分冊)が出来ました。
 Web上では、百人一首を各首毎にクリックすると、原寸大に拡大して展覧することができます。
                   


91歳の書道家
阪本桃水(純子)
平成20年9月26日撮影
阪本桃水(純子)経歴
大正6年大阪市生まれ
昭和12年大阪女子師範(現大阪教育大学)卒
~昭和20年大阪市内小学校教諭
昭和17年 阪本朋久と結婚 三男一女に恵まれる
昭和36年 洗心書道会所属
昭和45年 一東書道会所属
書塾を開く
平成17年1月東京カルチャーセンター漢字博士位認定

平成20年7月16日撮影

製本作業
アトリエ 
〒790-0053 愛媛県松山市竹原3丁目20-7
TEL/FAX 089-921-0489
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