近畿圏4:京都市 宮中b    
 百人一首の風景    本文へジャンプ
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阪本桃水(純子)書 寸松庵色紙
白菊の花 秋 凡河内躬恒 29心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花
長月 有り明の月 秋 素性法師 21今来むと いひしばかりに 長月の 有り明の月を 待ち出でつるかな
秋風 月 左京大夫顕輔 79秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
秋 月 大江千里 23月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
天つ風 冬 僧正遍昭 12天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
山里 冬 源宗干朝臣 28山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
明けぬれば 冬 藤原道信朝臣 52明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな
忍ぶれど 恋歌 平 兼盛 40忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで やすらわで 月 恋歌 赤染衛門 59やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな
浅茅 恋歌参議等 39浅茅生の 小野のしのはら忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき 玉の緒 恋歌 式子内親王 89玉の緒よ 絶えなば絶えぬ ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
嘆きつつ 恋歌 右大将道綱母 53嘆きつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る 夜もすがら 恋歌 俊恵法師 85夜もすがら 物思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり
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